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★【二次創作】ドラえもん 南極カチコチ大冒険 別エンディング

映画後半部分のアレンジなのでネタバレ注意。 そもそも映画を見ていないと意味不明です。 一部、映画前半の伏線を改変している箇所があります。 予告編のセリフとポスターのキャッチコピーと主題歌の歌詞を借りています。 ※ドラえもんを置き去りにしてしまった場面から。 追記。 めちゃくちゃ寒そうな南極にドラえもんとのび太が並んで立っていて、 「世界でいちばん、あったかい場所」 ってキャッチコピーの書いてあるポスターとか、あったらイイと思います(●´ω`●)  あのとき。  ――のび太。お前が決めろ。  二人のドラえもん。  ぼくは、ぼくだけは、ドラえもんを見つけてあげなきゃ、いけなかったんだ。  どうして、迷ってしまったんだろう。  ポケットが無かったから? ふたりの思い出の鈴が無かったから?  ちがう。  だってポケットも鈴も、ドラえもんの、ほんとうじゃない。  ぼくにとっての、ほんとうのドラえもんは、もっとべつのものだ。  ほんとう?  ほんとうの友だちとニセモノの友だち。なにが、ちがうんだろう?  それは、ぼくと過ごした時間だったはずなのに。 「カーラ、お前たちのせいだぞ!」  ジャイアンの大きな声が、凍りついた空間に反響した。 「お前たちさえ来なければ、こんなことにはならなかったんだ!」  顔を上げると、ジャイアンとスネ夫がカーラに詰め寄っていた。 「わたし――わたしは、ただ」  カーラが迷子のような表情で首をゆるゆると振る。 「わたしはただ、わたしたちの星を――」 「結果、僕たちの星がメチャクチャになってるじゃんか!」  スネ夫もさけぶ。  リングは、ひとつしかない。大事な星は、ふたつ、あるのに。 「やめなさいよ!」  見ていられなくなったのか、静香ちゃんが割って入った。 「こんなことになるなんて、だれにも、わからなかったじゃない!」 「くそっ……! わかってるよ!」  泣き顔を必死で隠そうとするジャイアンが、ぼくは好きだ。 「本気で言ったんじゃ、ねぇんだ」  気まずそうにそっぽを向き、ジャイアンが小さく言う。  カーラは、なにも答えない。  ぼくたちは、この場所から動けずにいた。  タイムベルトは、壊れたのか、動かなくなってしまった。  秘密道具

★【ADV】灰景、野に咲く華のように

灰景、 野に咲く華のように  Androidスマートフォン向けアプリ New!! Windows版をBOOTHにて無料配布中 https://beyondthestar.booth.pm/items/1492941     ◆◆◆◆ 記憶をなくした血塗れの少女は、  導かれるようにして、雨の降る街にたどりつく。  そこで出逢った、ひとりの青年。  彼の館で暮らすうち、  少女は、自身の記憶を巡る悲劇を、知ることとなる。  これは、あまりに“ふつう”の物語── ある日、空から灰が降って、  世界は終末をむかえました。 人々は新病に侵され、自分が何者かわからなくなり、 恋人の名をわすれ、目指していた夢も見えなくなって、  過去と未来を失いました。 その病は、終末病、と俗に呼ばれました。 ややこしい正式名称は、 ほとんどの人が、わすれさってしまいました。 その病は、人間の記憶を破壊するものだったのです。 記憶とは、その人間を形作るもの。 その人を、その人たらしめるもの。 その人物の足跡であり、道標となるもの。 それが突然、失われることの恐怖。  人々は恐怖しました。 混乱が混乱を呼び、破壊が破壊を招きました。 世界の終末です。 記憶とともに、人々は味覚を失いました。  途端に世界は色あせ、 食卓から笑顔は消え、他人は他人となり、 灰色の時代が、やってきたのです。 そんな世界で、残響のように生きる人々。  これは、その断片。 あてもなく道標もなく、辺り一面積もった灰の上、 物語の余白を踏みしめる、かすかな足跡の軌跡。 では、はじまりはじまり。  あるいは、 おしまい、おしまい。 (本文より抜粋) Miki Kizuki 「そうでないと、自分が、どこにもいなくなる」 館の主人  どこか浮世離れした紳士的な人物  ある人との約束で禁煙中  Siori 「そうするのが、きっと、“ふつう”の人間です」 メイド  血塗られた過去を持つ  とある指輪を大事にしている  Rebekah 「おしまいね、この場所

★【ADV】灰景、いつかの終末にて

灰景、いつかの終末にて  Androidスマートフォン向けアプリ New!! Windows版をBOOTHにて無料配布中 https://beyondthestar.booth.pm/items/2428499  ──この物語は、序章などではない。  世界は、とうに終わっていて。  すべては、残響にすぎないのだから。  ──この物語に、結末などない。  ただ、つづいていく。  あたりまえに、ひたすらに。  それが──そんなものが、唯一無二、伽藍の物語だ。  伽藍堂樹木の足が、ガラス片をくだいた。  建物の入り口に扉はなく、その名残である材木が床に散らばっている。  荒れ果てた空間は、元来の機能や意味を、とっくに失っていた。  ここにあるのは、中身のない、ただの形骸だ。  サビやカビやホコリ……荒廃のにおいが鼻をつく。 (本文冒頭より抜粋) * * * 広告なしの完全無料で遊ぶことができます。 プレイ時間30分ほどの、短い物語です。 本作には一部残酷・暴力表現が含まれますが、 差別や中傷を目的としたものではありません。 あらかじめご了承ください。 この物語はフィクションです。実在する人物および団体とは一切関係ありません。 * * * ◆インストールに問題が発生したかたへ  アプリのインストールに問題が生じた場合、 GooglePlayの「ダウンロードに関するトラブルシューティング」 をご確認ください。  https://support.google.com/googleplay/bin/answer.py?hl=ja&answer=1067233 ◆◆◆◆ 以下の素材を、お借りしています。 【キャラクター】 ▼ゼフィド -竜の宿り木亭- 様 https://dragons-cradle.booth.pm/ 『モブメイド立ち絵』 『モブ娘立ち絵』 ▼らぬき 様 http://ranuking.ko-me.com/ ▼ジュエルセイバーFREE 様 http://www.j